スパイウェア(アドウェアとも呼ばれる)とは、知らない間にパソコンに忍び込んで、もっぱら個人情報を収集し、 その情報を特定のサーバーに送るソフトウェアのことです。
個人情報にはユーザがどのホームページをどれだけ見たかが記録されていて、広告業者はそうした情報をもとに、 効果的な広告の提供に利用しているといわれています。
インターネット・エクスプローラに見覚えのないツールバーが追加されたり、 突然意図しないサイトが表示されるなどは、スパイウェアの仕業です。
ほとんどのスパイウエアは合法的範囲で情報収集しているといわれておりますが、 勝手に個人情報が持ち出されたり、広告が表示されるのは気持ちのよいものではありません。 また、中には悪質なものもあるようですので、スパイウェア対策はしておいた方がよいでしょう。
スパイウェアはオンラインソフトなどに組み込まれていることが多く、ダウンロードした際にパソコンに入り込みます。 オンラインソフトをインストールするときは、「使用許諾契約書」に情報収集する旨の記述がないかよく読んでみましょう。
スパイウェアを防ぐには、見知らぬサイトからソフトをダウンロードしないこと、セキュリティ警告が表示されたときは内容を確認すること、 Windows は最新版にアップデートしておくことなどを心がけてください。
スパイウェアを検知して駆除するために、次のようなソフトウフェアが利用できます。
Windows Defender は、コンピュータのパフォーマンスを低下させたり、 ポップアップ広告の表示、インターネット設定の変更、 個人情報を収集するスパイウェアなどの迷惑ソフトウェアを検出し駆除するプログラムです。
Defender の主な機能は、デスクをスキャンして迷惑ソフトウェアを検出し処理することと、 次のような常時監視をして迷惑ソフトウェアが組み込まれないようにすることです。
Defender は Windows Vista 及びWindows 7 には標準で搭載されています。 Windows 7では Windows Action Center に統合されました。
Windows Defender にはウイルスやワームなどを検出・駆除する機能はありませんので、 市販のウイルス対策ソフトを使用してください。
市販されているほとんどのウイルス対策ソフトウェアには、スパイウェアを検出・駆除する機能があります。 この機能を有効にした状態で Windows Defender を稼働させると二重にスパイウェアを監視することになり、 パソコンのパフォーマンスが低下する恐れがあります。その場合は Windows Defender を停止した方がよいでしょう。
Microsoft Security Essentials をインストールすると、Windows Defender は自動的に停止状態になります。
Windows XP をお使いの方で Windows Defender を利用したい場合は、マイクロソフトの Windows Defender 専用サイト からダウンロードします。
ただし、既にウイルス対策ソフトで、スパイウェアなどの迷惑ソフト対策をしている場合はインストールする必要はありません。
専用サイトで「ダウンロード」開始するとウィザードが立ち上がります。
次に、パソコンで使われている OS(ここでは Windows XP)が正規版であることの確認を受けます。「検証」ボタンをクリックし、 正規版であれば次の画面に進みます。
使用許諾契約書は面倒でも最後まで読んで内容を確認します。確認したら「使用許諾契約書に同意します」を選びます。
Microsoft SpyNet オンライン・コミュニティに参加するかどうかの確認画面です。SpyNet コミュニティでは、 スパイウェアに関する情報を共有します。コミュニティのメンバーからの情報が集約されてシステムが更新されるようになっています。
「推奨設定を使用する」又は「定義の更新のみをインストールする」のいずれかを選びます。
セットアップの種類を設定します。ここでは「完全」セットアップを選んだほうがよいでしょう。
インストールするための条件入力が終わったので、インストールの開始です。
インストールが完了しました。直ちにパソコン内にスパイウェアなどの迷惑ソフトが侵入していないかを確認するために、 「今すぐ更新された定義をチェックし、クイックスキャンを実行します」を選び、インストール作業を「完了」させます。
インストール・ウイザード画面が消えると Defender が立ち上がり、しばらくすると自動的にクイックスキャンが開始されます。
スキャンした結果、スパイウェアなどの迷惑ソフトが見つからなければ次の画面が現れて終了となります。
Defender はインストール完了で動作(スパイウェアの検知と駆除機能)を開始しますが、 動作の停止・開始(再開)の方法について説明します。
「スタート」、「すべてのプログラム」から「Windows Defender」をクリックします。
Defender 画面の上部にあるメーニューから「ツール」をクリックし「ツールと設定」画面を出します。
ここで「オプション」をクリックします。
表示されたオプション画面の最下部にある「Windows Defender を使用する」に、動作開始(再開)の場合はチェックを入れ、 動作停止の場合はチェックを外して「保存」をクリックします。
パソコン内に侵入したスパイウェアなどの迷惑ソフトを探し、見つけると駆除する作業をスキャンといいます。 スキャンを予め設定した時刻に実施するものと、任意に実施する方法があります。
定時のスキャンは、「オプション」画面の「自動スキャン」欄で、「コンピュータを自動的にスキャンする」にチェックを入れ、 「頻度」・「時刻」・「スキャンの種類」を設定し、「保存」します。
任意スキャンを実施するには、Defender 画面のメニューで「スキャン」ボタンの右にある「▽」をクリックします。
プルダウンメニューから、「クイックスキャン」・「フルスキャン」・「カスタムスキャン」のいずれかを選びます。各スキャンの内容は次のとおりです。
「クイックスキャン」と「フルスキャン」をクリックすると直ちにスキャン動作を開始します。
「カスタムスキャン」をクリックすると「スキャンオプションの選択」画面に変わりますので、「ドライブとフォルダを選択して、スキャン」にチェックを入れ、 右隣の「選択」ボタンをクリックします。
「ドライブとフォルダの選択」画面で、ドライブ全体をスキャンする場合はドライブにチェックをいれますが、
ドライブの中の特定のフォルダだけをスキャンしたい場合は、該当するドライブ名の左端にある
をクリックしてフォルダを表示させ、その中からスキャンの対象となるフォルダにチェックを入れます。
スキャンしたいドライブあるいはフォルダーを選んだら、「OK」ボタンをクリックして上図に戻り、「今すぐスキャン」ボタンを押してスキャンを開始させます。