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  • クラウドコンピューティングってなに
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クラウドコンピューティングってなに

この頃「クラウドコンピューティング」あるいは「クラウドサービス」という言葉を見たり聞いたりすることがあると思いますが、 どうでしょうか。

「クラウド」の話をする前に、まず皆さんがパソコンをどのように使っているか考えてみましょう。

パソコンを動かすためには OS(Operation System)という基本ソフトウェアが必要です。 Windows XP や Windows 7 がそれです。しかし、 OS だけしか入っていないパソコンででできることは、 最初からOS に入っていた Web ブラウザ(インターネットエクスプローラ)でホームページを見たり、 メディアプレーやで音楽を聴くことくらいです。 文書を作成しようとするば、MS-Word のようなアプリケーションソフトウェアをパソコンに入れておかなければなりません。

図:

つまり、パソコンで何か仕事をしようとするときは、その仕事をするためのソフトウェアを用意する必要があるのです。 したい仕事の種類が多ければ、その種類の数だけソフトを購入してパソコンにインストールしなければならないので、 購入費やインストール作業が大きな負担になります。 また、こうしたソフトウェアは必要に応じて更新(バージョンアップ)や不具合箇所の修正をしなければならないので、 メンテナンスの負担も無視できません。

ところで、今や、ほとんどの方がパソコンをインターネットにつないで使っていますね。それも ADSL、 CATV や光回線などのブロードバンドネットワーク(高速通信回線)を利用しています。

ブロードバンドネットワークを利用して、どこかにあるアプリケーションソフトウェアが搭載されているコンピュータを、 あたかも自分のパソコンにそのソフトウェアがインストールされているような感じで使用できれば便利だと思いませんか。 ソフトを購入したりインストールしたりする負担からも解放されます。

高速ネットワークが普及したこと、コンピュータの価格が低下したことに加えて、 ハードデスクの容量が飛躍的に増加したことなどもあって、アプリケーションソフトウェアを使わせるサービスや、 データを保管してくれるサービスが、いま増えてきているのです。

ネットワーク上にはこうしたサービスを提供するたくさんのサーバーコンピュータがあることから、 ネットワークを雲と見立てて、雲の中にあるサーバーコンピュータ群を「クラウドコンピューティング」といいます。

図:

クラウドコンピューティングによって提供されるサービスのことを「クラウドサービス」と呼んでいます。

また、多くのクラウドサービスでは、サービスを利用するパソコンに特別のソフトウェアをインストールする必要はなく、 基本的に Web ブラウザを使って利用することができます。 このことからクラウドサービスを「Web サービス」と呼ぶこともあります(データを蓄積するサービスには、 パソコンとサーバー間のデータ転送に専用のプログラムをダウンロードしてインストールしなければならないものもあります)。

スマートフォン(多機能携帯電話)の普及が、クラウドコンピューティング化を加速させているとも言われています。

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クラウドコンピューティングでできること

皆さんはいつもクラウドコンピューティングを利用していることをご存じですか。

Google や Yahoo などの検索サイトは、たくさんのサーバーコンピュータを世界中に配置して、 インターネット上にあるホームページからあらゆる情報を収集しています。私たちが知りたいことがあるとき、 そのことに関係するキーワードを入力すると瞬時に検索結果を表示してくれます。 これはあらゆる情報を効率よく整理して提供するクラウドサービスなのです。

では、他にクラウドコンピューティングでどんなことができるのか見ていきましょう。

  • Google や Microsoft がさまざまクラウドサービスを提供
    代表的なサービス
    サービス名 機能 特徴
    Google Gmail Webメール 容量 7GB まで利用
    強力な検索機能を提供
    プロバイダーメールも一元管理
    Google ドキュメント 文書作成 Word、Excel、PowerPoint のような機能
    複数ユーザーで文書の共有
    Google カレンダー スケジュール管理 複数のカレンダーが管理
    複数ユーザーで共有可能
    パソコン・スマートフォンなどのデバイスで同期
    Windows Live Hotmail Webメール 容量無制限
    Windows Live Skydrive データストレージ(保管) 容量 25MB まで利用
    ファイル共有
    フォルダー毎にアクセス設定
  • 情報の蓄積・同期・共有のクラウドサービス
    代表的なサービス
    サービス名 機能 特徴
    Ever note データストレージ メモ(テキスト、画像など)の蓄積・検索
    毎月 40MB までの保存は無料
    携帯端末との共有
    Dropbox データストレージ ストレージサーバーを介して複数の機器・ユーザーとファイル共有・同期が可能
    容量 2GB まで無料
  • 既存のアプリケーションでクラウドを利用してパフォーマンスの向上を狙った商品

    ウイルス対策ソフトを販売しているトレンドマイクロが、「ウイルスバスター2011 クラウド」を発売しました。

    ウイルスなどの不正プログラムを防ぐためには、最新の脅威情報をパソコンに入れて対応しなければなりません。 しかし、脅威情報のダウンロードが頻繁におこなわれることと、リアルタイムで処理するためにパソコンの負担が大きくなっていました。

    そこで、パソコン内で処理していた仕事の多くをクラウドにあるサーバーに移し、 パソコンの処理を最小化して負担を 80%(トレンドマイクロの資料によると)も軽くすることができました。

    また、クラウドには常に最新の脅威情報があるために、これまでのようにパソコンにダウンロードするのに比べて 新種のウイルスに素早い対応が可能となり、より安全性を高めることができました。

    同じような内容で、シマンテックから「ノートン インターネットセキュリティ 2011」が、マカフィーからは 「マカフィー インターネットセキュリティ 2011」が発売されています。

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クラウドコンピューティングのよいところ

クラウドコンピューティングには次のような利点があります。

  • ソフトの購入費やメンテナンス負担が軽減できる
    (全体としてパソコンの運用が楽になる)
  • 必要なサービスを必要な量だけ利用できる
    (一時的に利用したいときには都合がよい)
  • パソコン、スマートフォン、高機能端末間での情報の共有・同期が可能である
    (複数デバイスのデータを一括管理することができる)

クラウドコンピューティングのメリットを挙げましたが、リスクもあります。サービスを利用する場合、 ID とパスワードを使うので、これをきちんと管理することが大切です。情報をサーバーに置いておくことから、 ID とパスワードを他の人に知られると、情報を流出する恐れがあります。 「情報漏洩の可能性がある」ということを意識し、大切な個人情報はサーバーにアップしない方がよいでしょう。

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