メールソフト(アウトルック・エクスプレス)を設定する
はじめに
アウトルック・エクスプレスは、インターネット・エクスプローラに付属した電子メールソフト(メーラ)です。メール作成、表示、振り分けなどの機能が備わっていて、初心者にも使いやすいため多くのユーザに使われています。多く使われているということで、アウトルック・エキスプレスの
セキュリティホールを悪用したウイルスが多発しています。
安心してメールを楽しむためには、アウトルック・エキスプレスを常に最新版に更新(アップデート)しておくことが大切です。
コンピュータウイルスの主な感染経路はメールです。 その中で最も多いのがメールに添付されたファイルを開くことで、ウイルスに感染するというものです。
また、メールを開いただけで感染するというウイルスもありますので、注意してください。
さらに、HTML形式のメールも
スクリプトを悪用したウイルス感染に利用される場合があります。HTMLメールは出さない、受け取ったらテキスト形式で表示させるようにしておくとよいでしょう。
アウトルック・エキスプレスを最新版にアップグレードする
古いバージョンのソフトは危険です。ソフトの欠陥を修正した最新版に更新するようにしてください。バージョンの確認は、メニューバーで「ヘルプ」から「バージョン情報」をクリックすると表示されます。
アウトルック・エキスプレスは、インターネット・エクスプローラを最新版にすると自動的に更新されます。現在(2004年11月)のインターネット・エクスプローラは、「バージョン6、サービスパック2」です。確認してください。

メールはテキスト形式がお勧めです
HTML形式のメールは見た目はきれいですが、ウイルス感染や攻撃の手段として利用されてきました。そのため、HTML形式のメールをテキスト形式で表示させている人が多くいますし、
メーリングリストで禁止しているところもあります。特別な理由があれば別として、できるだけメールはテキスト形式にした方が安全です。
送信メールをテキストで
アウトルック・エキスプレスは、初期設定でHTML形式のメールを作成するようになっていますので、これをテキスト形式に変更します。
メニューバーの「ツール」から「オプション」をクリックすると、オプション画面が表示されます。

オプション画面の上部の「送信」タグをクリックすると、メール送信に関する選択項目が表示されますので、「メール送信の形式」で「テキスト形式」にチェックマークをいれて「OK]をクリックします。
また、「受信したメッセージと同じ形式で返信する」のチェックは、念のために外しておいた方がよいでしょう。
HTML形式でメールを作成する場合は、「メールの作成」画面でメニューバーから「書式」をクリックし、表示された項目から「リッチテキスト(HTML)」を選びます。
受信メールもテキストで
受け取ったHTML形式のメールはそのまま表示しないで、テキスト形式で表示させます。メニューバーの「ツール」から「オプション」をクリックし、オプション画面で「読み取り」タブを選び、「メッセージはすべてテキスト形式で読み取る」にチェックを入れます。
プレビューを無効にする
Windowsのアウトルック・エキスプレスは、初期設定で画面を開くとメールの内容が表示されるようになっています。アウトルック・エクスプレス画面の左のフォルダ一覧で「受信トレイ」をクリックすると、右側上部に受信したメールの一覧が、その下(赤線で囲った部分)にメールの内容が表示されます。
このようにメールを開かなくても自動的に内容が表示されることを「プレビュー」といいます。悪質なメールには、表示しただけでウイルスに感染するものがありますので、このプレビュー機能を「オン」のままにしておくことは大変危険です。

メニューバーの「表示」から「レイアウト」をクリックすると、「ウインドウのレイアウトのプロパティ」が表示されます。プロパティ画面の「プレビューウインドウ」項目にある「プレビューウインドウを表示する」のチェックを外してください。最後に「OK」をクリックして設定が完了です。

「プレビューウインドウを表示する」をオフにすると、アウトルック・エキスプレスの画面からプレビュー表示がなくなります。そして、受信メール一覧から見たいメールをダブルクリックすると、メールの内容を表示する別ウインドウが現れます。
アウトルックの場合も同じで、メニューバーの「表示」から「プレビューウインドウ」をクリックするだけで、プレビューされなくなります。
添付ファイルをブロックする
WindowsXP SP2のアウトルック・エクスプレスでは、受信メールに添付されるファイルで、ウイルス感染の可能性のあるものはブロック(阻止)する設定になっています。ブロックされるのは、
拡張子が以下のファイルです。
.ade、.adp、.app、.asp、.bas、.bat、.cer、.chm、.cmd、
.com、.cpl、.crt、.csh、.exe、.fxp、 .hlp、.hta、.inf、
.ins、.isp、.its、.js、.jse、.ksh、.lnk、.mad、.maf、.mag、
.mam、.maq、 .mar、.mas、.mat、.mau、.mav、.maw、
.mda、.mdb、.mde、.mdt、.mdw、.mdz、.msc、.msi、
.msp、 .mst、.ops、.pcd、.pif、.prf、.prg、.pst、.reg、
.scf、.scr、.sct、.shb、.shs、.tmp、.url、 .vb、.vbe、
.vbs、.vsmacros、.vss、.vst、.vsw、.ws、.wsc、.wsf、.wsh
添付ファイルがブロックされたメールには、「メールからのアクセスが削除されました」と表示されます。

もし、ブロックされたファイルが問題ない場合は、アウトルック・エクスプレスの「ツール」から「オプション」を選び、「セキュリティ」タグの画面で「ウイルスの可能性がある添付ファイルを保存したり開いたりしない」のチェックをはずすと、ブロックされた添付ファイルを開くことができます。
添付ファイルをいつでも開ける状態にしておくことは危険ですので、用件が終わったらチェックを戻してブロック状態にしておいた方が安全です。

ブロックされたファイルを開くときは、警告が表示されますので、安全なファイルであることを十分に確認してください。
HTMLメールのコンテンツをブロックする
画像を入れたHTMLメールが大量にばらまかれているようです。メールを開くとメールを送ったサーバに画像をダウンロードしようとするのですが、サーバではどのあて先に送ったメールが画像をダウンロードしたかが分かり、受信者のメールアドレスを特定できる仕組みになっています。その後、特定されたメールアドレスに、大量の迷惑メールが送られてくるというわけです。
WindowsXP SP2ではこうした問題を防ぐために、アウトルック・エキスプレスで、HTMLメールのコンテンツ(画像や外部コンテンツなど)をブロックするようになっています。ですからHTMLメールを表示させようとしても、画像が表示されません。
もし、信頼できるメールなので画像を表示させたいときは、アウトルック・エクスプレスの「ツール」から「オプション」を選び、「セキュリティ」タグの画面で「HTML電子メールにある画像および外部コンテンツをブロックする」のチェックを外します。見終わったら、画像を非表示にしておく方が安全です。
ここまで本文。