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無線LANを設定する

 はじめに

 ネットワークの配線工事がいらないことから、一般家庭にも無線LANが普及してきています。
 無線LANはネットワークとつながるアクセスポイント(親機)と、パソコンに接続する無線LANアダプタ(子機:PCIカードタイプあるいはUSB接続タイプがあります)で構成され、親機と子機は無線電波で通信をおこないます。

 電波は数十メートルも飛ぶことから、セキュリティ対策をきちんとおこなわないで利用すると、自宅の外で電波が盗聴されて個人情報が盗み見されたり、パソコン内のファイルが書き換えられたりする可能性もあります。また、近所の誰かがあなたの無線LANをちゃっかりと利用するということにもなりかねません。

 無線LANは、購入した状態で電源を入れるとすぐ使えますが、この状態で使用することは危険です。きちんと設定して安全性を高めた状態で利用してください。

 パソコンに装着するLANアダプタを設定する

 設定の手順はパソコン側の無線LANアダプタを設定し、次にアクセスポイントを設定します。LANアダプタの設定では、最初にLANアダプタ用のドライバーをインストールしてからLANアダプタを装着するものと、LANアダプタを装着してからドライバーをインストールするものがありますので、製品に添付されているマニュアル(説明書)に従って順序を間違いないようにおこなってください。
 暗号化キー(WEPキー)については、先にアクセスポイントを設定してからパソコンの無線LANアダプタを設定します。

  最近の ノートパソコンには最初から無線LANの機能が内蔵されているものもあります。内蔵の無線LANを使わないという場合、初期状態で無線LANが有効になっているときは、そのままにしておくと、近くの無線LANの電波に反応して、パソコン内のデータが洩れる恐れがあります。無線LANを無効にしてください。パソコンに「有効/無効」のスイッチがある場合は「無効」にします。

「有効/無効」スイッチがない場合は、以下の方法で「無効」に設定します。
  • 「スタート」メニューから、「コントロールパネル」を選択する。
  • メニューから「ネットワークとインターネット接続」を選択し、「ネットワーク接続」をクリックします。
  • 利用可能なネットワーク接続の一覧が表示されるので、「ワイヤレス ネットワーク接続」というアイコンを右クリックでメニューを表示させ、「無効にする」を選択します。

 アクセスポイントが外部から見えないように隠蔽する

 ここからアクセスポイントを設定しますので、アクセスポイントの設定ツールを起動します。
 SSID(Service Set Identifier)あるいはESS−ID (Extended Service Set Identifier)とも呼ばれるアクセスポイントの識別名は、初期設定のままにしておかないで、必ず変更して使いましょう。その際SSIDは、氏名など簡単に推測されやすいものを避けてください。パソコン側ではアクセスポイントのSSIDを指定して、接続先を特定します。

 アクセスポイントにSSIDを設定する際に、「ANY接続」を「許可しない」にしておくと、SSIDを指定したパソコンだけがアクセスポイントに接続できます。他のパソコンからはアクセスポイントが検索できなくなりますので、安全性が高まります。

 電波を暗号化して盗聴防止する

 電波が盗聴されると通信内容が漏れてしまいます。暗号化しないとユーザIDやパスワードなどが丸見えになってたいへん危険な状態です。通信を暗号化するためにはWEP(Wired Equivalent Privacy)キーを使いますが、アクセスポイントとパソコンの双方に同じキーワードを設定します。
 キーの長さには64ビットWEPと128ビットWEPがあります。128ビットWEPの方がより高い安全度が確保できます。128ビットWEPの場合は英数字で13文字の文字列を入力しますが、SSIDと同様に簡単に推測されにくいものにします。また、定期的に変更することで安全性が高まります。
 アクセスポイントにWEPキーを設定すると、パソコン側との接続が切れますが、パソコン側のLANアダプタにWEPキーを設定するとアクセスポイントに再接続できます。

 通信の暗号化に関してはWPA(Wi-Fi Protected Access)という新しい規格があり、WEPよりセキュリティが強化されています。
  WindowsXP SP2は標準でWPAに対応していますので、アクセスポイントやLANアダプタがWPAに対応している場合は、こちらを使用した方がよいでしょう。
 古いアクセスポイントやLANアダプタでWPA対応になっていないときは、WEPを使用します。

 MACアドレスの登録で通信できるパソコンを限定する

 パソコンのLANアダプタには、MACアドレスという12桁の英数字(16進数)が表記されています。このアドレスをアクセスポイントに登録することで、登録されたパソコンとだけ通信が許可され、それ以外のパソコンとの通信は拒否されます。 この仕組みをMACアドレスフィルタリングといいます。
 これで知らない間にあなたのアクセスポイントが、近所の人に勝手に使われるといことを防ぐことができます。

 プロバイダに接続

 さて、いよいよプロバイダに接続です。ルータを使わずに、パソコンを直接ADSLモデムにつないでいる場合は、「コントロールパネル」−「ネットワークとインターネット接続」−「ネットワークに接続」を順にクリックしていきます。
 「ネットワーク接続」画面の左側にある「ネットワークタスク」メニューから「新しい接続を作成」を選んで「新しい接続ウイザード」を開きます。
 「インターネットに接続」を選び「次へ」、「接続を手動でセットアップする」を選び「次へ」、「ユーザ名とパスワードが必要な広帯域接続を使用して接続する」を選び「次へ」をクリックします。
 「接続名」の入力画面で、 ISP(Internet Service Provider)名を入力して「次へ」をクリックします。
 「インターネットアカウント情報」画面では、プロバイダから発行されたユーザ名とパスワードを正確に入力します。これでプロバイダから配布されたPPPoE接続ツール(フレッツ接続ツールなど)を使わなくてもプロバイダに接続することができます。

 しかし、ここではルータ(無線LAN)を使いますので、上記のパソコンの設定ではなく、無線LANのアクセスポイントが自動でプロバイダに接続するようにします。
 アクセスポイントの設定ツールを起動して、メニュー画面の指示に従って必要事項を入力していきます。お買いになった無線LANのマニュアル(取り扱い説明書)をよく読んで作業を進めてください。

 ここでは、プロバイダに接続できることを確認するだけにして、まだ他のサイトへ接続しないでください。

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