ファイル共有にすると、あるパソコンに保存されているファイルを LAN に接続された他のパソコンから、 あたかも自分のパソコンにあるファイルと同じような操作(更新、コピー、削除など)をすることができます。
共有ファイル(あるいは共有フォルダ)を提供するパソコンを「サーバー」といい、 共有ファイルを利用するパソコンを「クライアント」といいます。
ファイル共有はフォルダ単位で設定します。また、共有設定されたフォルダの中に更にフォルダがある場合、 下層のフォルダも共有化されて LAN から利用することができます。
ファイル共有を使用するときは、その間サーバーの電源を入れておかなければなりません。
ここからの説明は Widows Vista を例にしていますが、Windows 7 及び Windows XP も大体同じです。 違う箇所については、それぞれの OS の部分を補足記入してあります。
ファイル共有(プリンター共有も)を利用するためには、各パソコンを識別するために「コンピュータ名」と、 共有し合うコンピュータをグループ化するための「ワークグループ名」を設定しておかなければなりません。
「スタート」メニューを開き、「コンピュータ」をマウスの右ボタンクリックで表示されるメニュー(右ボタンメニュー)から「プロパティ」を選択します。
「システム」画面の中段付近にある「設定と変更」をクリックし、「システムのプロパティ」画面を表示させます。
Windows XP では下図のような画面は出なくて、直ぐに「システムのプロパティ」画面が表示されます。
タブから「コンピュータ名」を選び、「コンピュータの説明」欄にこのパソコンの設置場所や用途などを入力し、 「変更」ボタンをクリックしてコンピュータ名の変更画面に進みます。
コンピュータ名とワークグループ名を、それぞれ半角英数字 15 文字以内で入力(変更)し、「OK」ボタンをクリックします。
Windows 7 の画面では、ドメイン名の入力欄もありますが、そちらを選択しないでください。
「OK」ボタンをクリックすると「コンピュータの再起動」を促す画面が表示されるので、指示に従ってコンピュータを再起動してください。
パソコンの再起動で設定が完了です。
「コントロールパネル」画面で「ネットワークとインターネット」グループにある「ファイルの共有設定」をクリックし、 「ネットワークと共有センター」画面を表示させます。
ネットワークの「状態表示」をクリックして「ローカルエリア接続の状態」画面を表示させます。
「プロパティ」ボタンをクリックし「ローカルエリア接続のプロパティ」の画面を表示させます。
「ネットワーク」タブの画面に、ネットワークで使用できるサービスやプロトコルの一覧が表示されます。 この中に「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有」があることを確認してください。
もし、これがない場合にはインストールする必要があります。その場合は、「インストール」ボタンをクリックし、 「ネットワーク機能の種類の選択」画面で「サービス」を選び、「追加」ボタンをクリックします。
「ネットワークサービスの選択」画面が表示されますので、「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンターの共有」を選び、 「OK」ボタンをクリックしてサービスをインストールします。
Windows XP では「コントロールパネル」-「ネットワークとインターネット接続」-「ネットワーク接続」-「LAN または高速インターネット」画面に進み、 「ローカルエリア接続」アイコンを右ボタンクリックで表示されるメニューから「プロパティ」を選び、 下図と同じ「ローカルエリア接続のプロパティ」画面を表示させます。
「コントロールパネル」画面で「ネットワークとインターネット」グループにある「ファイルの共有設定」をクリックし、 「ネットワークと共有センター」画面を表示させます。
「共有と検索」欄で「ファイル共有」が「無効」になっていれば「有効」にします。「ファイル共有」の「∨」ボタンをクリックし、 表示された項目の中から「ファイル共有を有効にする」を選び、「適用」ボタンをクリックします。
また、ここではパブリックフォルダ共有を使わないので、「パブリックフォルダ共有」が「無効」になっていることを確認します。 「有効」になっていたら「無効」にします。
共有設定したパソコン(共有のサーバー)を外出先でネットにつないで使用すると、共有ファイルが他人から見られる恐れがあり大変危険です。 家から持ち出すときは必ず共有設定を無効にしてください。
次に、共有したいフォルダを作ります。エクスプローラを開き、「メニュー」の「整理」から「新しいフォルダ」をクリックしてフォルダを作ります。
このフォルダを選んだ状態で、「メニュー」の「共有」をクリックします。
「ファイルの共有」画面が出ますので、「共有アクセス許可の変更」をクリックして次の画面に移ります。 なお、ファイルの共有を解除する場合は、この画面で「共有の停止」を選びます。
共有アクセスの許可対象の選択欄で、「▼」をクリックして表示されたリストから「Everyone」を選び(LAN 上のすべての人がアクセスできるようにするために)、 「追加」ボタンをクリックします。
追加された「Everyone」について「アクセス許可レベル」を指定します。
「▼」をクリックして表示されたリストから「閲覧者(ファイルの内容を読むだけ)」、「投稿者(読み書きができる)」、 「共同所有者(所有者と同じ処理ができる)」のいずれかを選び、画面下部の「共有」ボタンをクリックします。
しばらくすると共有処理が終わり、共有されたフォルダの一覧が表示されて設定が完了です。
エキスプローラには、共有設定したフォルダに共有を示すマークが表示されます。
「コントロールパネル」画面で「ネットワークとインターネット」欄にある「ホームグループと共有に関するオプションの選択」をクリックし、 「共有の詳細設定」画面を表示させます。
「ネットワーク検索」欄で、「ネットワーク検索を有効にする」にチェックを入れます。
「ファイルとプリンターの共有」欄で、「ファイルとプリンタの共有を有効にする」にチェックを入れます
「パブリックフォルダーの共有」欄で、「パブリックフォルダの共有を無効にする」にチェックを入れます (ここではパブリックフォルダ共有を使わない)。
「パスワード保護共有」欄で、「パスワード保護の共有を無効にする」にチェックを入れ、 画面の下部にある「変更の保存」ボタンをクリックして画面を閉じます。
次にエキスプローラを開き共有フォルダを作り、Vista と同じように共有設定をおこないます。 共有アクセスの許可対象を「Everyone」にしますが、アクセス許可レベルは「読み取り/書き込み」を選びます。
エキスプローラでは、共有設定したフォルダを選択すると、画面下部の詳細ウインドウに「共有」と表示されます。
エキスプローラで共有したいフォルダを選び、マウスの右ボタンクリックメニューから「共有とセキュリティ」を選び、 「フォルダのプロパティ」画面を表示させます。
「共有」タブを選び、共有設定画面で「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」にチェックをいれ、「共有名」欄に記入し、 「ネットワークユーザによるファイルの変更を許可する」にチェックを入れて「OK」ボタンで画面を閉じます。
エキスプローラで、共有設定したフォルダに共有を示すマークが表示されていることを確認します。
Windows Vista 及び Windows 7 では、エクスプローラの左側にあるナビゲーションペインで「ネットワーク」をクリックすると、 ネットワーク上で共有設定されているコンピュータの一覧が表示されます。
利用するコンピュータをダブルクリックし、その中に展開されるフォルダを選んで進むと、目的のファイルにたどり着くことができます。
Windows XP では、「マイネットワーク」を開くと、共有設定されている「コンピュータの説明」と「コンピュータ名」が表示されるので、 あとは順にたどっていくと目的のファイルにたどり着くことができます。
共有フォルダにあるファイルを削除すると、「ごみ箱」に入らないで削除されます。削除されたファイルは復元できないので注意してください。
Windows Vista 及び Windows 7 では、パブリックフォルダの機能があります。
共有フォルダとの違いは、共有フォルダは利用者を制限したり、アクセス許可を個別に設定することができますが、 パブリックフォルダではそのような設定ができません。
また、パブリックフォルダの場所は固定されていて、任意のフォルダをパブリックフォルダに登録することができません。
パブリックフォルダを利用するには、Windows Vista の場合「ネットワーク共有センター」画面で、 また Windows 7 の場合「共有の詳細設定」画面で、いずれも「パブリックフォルダの共有」欄の「共有を有効にして、 ネットワークアクセスがある場合はパブリックフォルダ内のファイルを読み書きできるようにする」にチェックを入れます。