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  • バックアップデバイスの概要
  • ハードディスク
  • CD/DVD/ブルーレイ
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バックアップデバイスの概要

ここでのバックアップは、もっぱらパソコンのデータを対象にしたもので、 音楽 CD や映画 DVD を対象としていません。

データをバックアップするために記録デバイスとしては、ハードディスク(HDD)、 CD/DVD/ブルーレイ(BD)、USB メモリー/SD カードがあります。

どれを使うかはバックアップするデータの容量や保存期間などから選んだらよいでしょう。

各デバイスの主な特徴は次のとおりです。

  • HDD
    ・ 大容量のデータの保存に向いている
    ・ データの読み書きが速い
    ・ 平均寿命は 5 年程度である
  • CD/DVD/BD
    ・ 記憶容量は DVD で最大 4.7/8.5GB、BD で 25/50GB ある
    ・ 保存環境が良ければ寿命は 10 年以上も可能だ
    ・ メディアにいくつかのディスク・タイプがあるが、目的などで使い分ける
    ・ CD と DVD のメディア単価はほぼ同じで、DVD は CD より約 8 倍の記憶容量がある
  • USB メモリー/SD カード
    ・ 記憶容量は最大 32GB でデータの持ち運びに便利である
    ・ データを保持できるのは 5 年程度である
    ・ 大事なデータ(写真など)の保存は避けた方がよい
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ハードディスク

大容量のデータをバックアップするデバイスとしては申し分ありません。 データの読み書き速度も他のデバイスに比べて高速です。

パソコンとの接続

HDD はポータブルタイプ又は外付けタイプを用意します。パソコンとは USB 端子を介して接続するので特別なドライバーソフトもいらず簡単です。

最近ではネットワーク接続型の HDD も出回ってきています。家庭内 LAN を敷設して家族間でのファイルの共有や、 テレビと映像データの共有(テレビにネット対応メディアプレイヤーが必要な場合がある)など大変便利なことから、 今後広く普及すると思われます。ネットワーク接続型の HDD を使用する場合の設定は、 HDD の取扱説明書をよく読んでからおこなってください。

HDD は熱と衝撃に注意

寿命が 5 年程度 HDD にバックアップしたからといって安心してはいけません。バックアップ用 HDD も故障します。 HDD を診断ツールでHDD 内温度、不良セクターの増加、読み書きエラーなどを定期的に監視するようにしてください。

また、設置場所は直射日光の当たらないところ、通気性の良いところにします。 定期的に掃除し、通気口周辺などのホコリを取り除いてやりましょう。

バックアップ HDD に入っている大切なデータは、DVD などに定期的に保管して 2 重にバックアップを取っておくとよいでしょう。

衝撃に弱いのでノートパソコンと同じようにポータブル HDD の持ち運びには注意してください。

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CD/DVD/BD

ディスクの種類

ディスクの記憶容量とタイプの一覧
種類 記憶容量 タイプ
CD 650MB/700MB CD-R、CD-RW
DVD 4.7GB(1層)
8.5GB(2層)
DVD-R、DVD+R
DVD-RW、DVD+RW
DVD-RAM
BD 25GB(1層)
50GB(2層)
BD-R
BD-RE

CD-R、DVD-R、DVD+R、BD-R は書き込んだデータを消去することはできませんが、 未記憶領域にデータを追記することは可能です。データの長期保存に適しています。

CD-RW、DVD-RW、DVD+RW、BD-RE は書き込んだデータを消去して別のデータを書き込むことはできます。 書き換え回数は 1,000 回まで可能で、こまめなバックアップに適していえるでしょう

DVD-RAM はファイル単位で書き込み読み出しができます。書き換え回数は 10 万回まで可能です。

DVD/BD には「データ用」「録画用」があり、パソコンのデータバックアップにはどちらも使用が可能です。

ドライブのタイプ

ドライブにはどの規格に対応しているかをロゴで表示されています。

  • CD
  • DVD ROM
  • DVD±RW
  • DVD マルチ
    DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM
  • DVD スーパーマルチ
    DVD±R、DVD±RW、DVD-RAM
  • ブルーレイ

DL の表示は2層記録に対応していることを表します。

下図のドライブは、CD、DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、DVD+R(2層)の規格に対応しています。

図:

保管方法と寿命

本来の寿命は 10 年以上とされ、保管状態が良ければ 20 年以上も大丈夫といわれますが、 保管状態が悪ければ数週間で読み取れなくなることもあります。

良好な保管状態を保つために、紫外線、熱、湿気は大敵です。

  • 紫外線(光)
    DVD にデータを記録するのは、記録層にレーザー光を当て、化学変化で色素をつくりことでおこないます。 DVD を光の当たるところに長時間置いておくと紫外線により色素が変質し、 記録したデータを正しく読み取れなくなります。
  • 熱
    ディスクを日の当たるところに置いておくと熱によりディスクが反り、 回転時に回転むらが生じてデータを正しく読み取れなくなります。
  • 湿気
    水分がディスクの内部に浸み込み、反射層の金属を腐食させて、 読み取りレーザー光の反射率を低下させます。

以上のことから、直射日光が直接ディスクに当たらないようにし、 室温が 25 度前後、湿度も 50 %程度に安定している室内で、 デスク面に直接力が加わらないようにプラスチックケースに入れ、立てて並べておくと良いでしょう。

他に、ディスクの品質の優劣によって寿命に大きな開きがあります。 ディスクに耐久性を高めた素材を使っている製品もあるので、 大切なデータの保存には値段が高くても品質の良い信頼のできるメーカー品を選んだ方が安心です。

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USB メモリー/SD カード

USB メモリーの記憶容量が増え価格が下がっていることから、 手軽なデータのバックアップ・デバイスとして利用している方が多いでしょう。

USB メモリーや SD カードにはフラッシュメモリーが使われていますが、 フラッシュメモリーは書き換えるたびに劣化するため、 約 5,000 回の書き換えで寿命となります。 また、書き込まれたデータは書き換えをしなくても、自然放電で 5~10 年で消えてしまいます。

データ保持期間は 5 年程度が目安ですが、しかし数年でデータが蒸発する場合もあるので、 大切なデータを保存するバックアップデバイスとしては適当ではありません。 データを移動する手段として利用するのが無難でしょう。

HDD の代わりのストレージとして SSD(Solid State Drive)を使ったパソコンが出回ってきています。 SSD にもフラッシュメモリーが使われているので、HDD のようなデフラグをすると寿命を短くします。 SSD にデフラグは必要がないので、デフラグの自動実行機能を停止する設定にしておきましょう。

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